思いとは?/ アットローン
[ 493] 日々の思い
[引用サイト] http://willseeds.txt-nifty.com/omoi/
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毎日毎日、教育のこと、子ども達のこと、世の中のこと、真面目なこと、他愛ないこと、色々なことを考えています。 負の数に計算について、中学生のお子さんをお持ちの親御さんにもしかしたら何か参考になるかしらと思って、あることを書こうと思ったのですが、そういえば、なんだか以前に負の数の計算について書いたことがあったような気がするなぁ…と思いあたり、自分の記事をネット検索してみました。(苦笑) どうやら長らく続けていることと、昔に比べ明らかに時間の余裕がなくなっていることと、色々あいまって、どうやら最近はかなりくだけた、テキトーな記事を書いている気配が…。(大汗) でも、最近は正負の数の計算の導入のとき、子どもたちに言う言葉は限りなくシンプルになりました。(といっても、何度も書いている通り、うちは低学年がメインなので、正負の数の指導をする機会はかなり限られてはいるのですが。) 導入の際、子どもたちにまず言うことは、「足すは増える、引くは減る」ということと「プラスは得点、マイナスは減点」ということのみ。足したら増えて、引いたら減るというのは、小さい頃から当然のこととして知っていることの確認。ですから、新たに意識してもらうのは、数についているプラスとマイナスの符号のみで、それについて「プラス」は得点で、「マイナス」は減点(ゲームやクイズ番組のイメージで、思った以上にすんなり子どもは理解してくれます。)ということ。これもある意味当然といえば当然のことを確認するだけ。 それだけ言って、まず加法、減法をやってみてもらうと、これまでのところ、たまに間違うことはあっても、基本的にちょっと考えたらあっさりクリアしていってくれます。これが乗法になっても、得点(正の数)に正の数を掛ければ当然得点増加(答えが正の数)。減点(負の数)に正の数を掛ければ当然減点増加(答えが負の数)。掛け算は順番を入れ替えても答えは同じということも子どもは知っていますから、それでいくと得点(正の数)に負の数を掛けても減点増加(答えが負の数)。そこまでは普通に考えて大抵理解できるようです。で、そうくると、減点(負の数)に負の数を掛けた場合、感覚的に答えが正の数になるということも、これまでのところ、数少ないながら、やった子たちはわかってくれました。 ぴんとこない場合は、負の数の負の数倍については、もともと負の数は減点ということで考えてもらっているので、例えば、×(−3)であれば、「3回取り消し」と考えてもらうようにすればほぼ確実にわかってもらえます。 この感覚は小学生でも十分考えられるようです。これだけのことを確認すれば、あとは小学校で習った四則計算の順序などをきちんと覚えている子なら、「やってみて」とやらせるだけ。なんて簡単なんでしょう。(笑) まあ、数学のご専門の方から見たら、邪道もいいところでお叱りを受けるかもしれませんが、丸覚えしなくても、ちょっと考えたら案外すんなり行けるんだなぁという発見もありまして、一応書かせて頂きました。もしも正負の数の計算で符号がごちゃごちゃになって困ってしまう子がいたら、試してみられるのもアリかもしれません。 今日も子ども達はすごかった。今はまだ春休み中で体力的にも余裕があることもあるのだろう。ほとんどみんな、普段以上に調子がいい。 そして、今日のレッスンでもたくさん驚きや感動があったのだけれど、それを見ながら改めて気づいた。教えることから入ると、子どもだけでなく、教える側も、大切な素晴らしい機会を逸してしまうのだなと。 うちの子達はほとんどの単元で、初めて出会う内容であろうと、説明から始まることはまずない。そして、例えば分数の学習するときも、まずは大きさや量を感じるための作業から入るので、大きさ比べをすることや、帯分数を仮分数、仮分数を帯分数に変えること、同分母の足し算・引き算などは基本的に全く説明はしない。 異分母の分数の大きさ比べは、普通に学校や塾などで習うと、通分するところから入るのだと思うけれど、うちの子達は通分ということを知らない段階で大きさ比べをすることになる。(以前にもそれについて書いたことがあるけれど。) 頭で大きさをイメージしている子や図に表してみる子など、考え方は色々だが、今日はまたまたびっくりしてしまった。 この子も超スーパー級の男の子なのだけれど(最近、スーパーな子が多くなり過ぎて、普通というのがどういうことなのかだんだんわからなくなりつつあるのだけれど・・・)、今日大きさ比べのプリントをしていたときのこと。 確かに3分の1の方が大きいのだけれど、彼は何を言っているのだろう?と思っていると、そのあともまた、いくつかの問題で「○○にたとえると〜〜」と言っている。何をしているんだろう?と思い、尋ねて、びっくりしてしまった。 当然、この子はまだ通分も知らなければ、公倍数、公約数というものも知らない。しかし、3と9を見つめて、99個という数を思いつき、それを3つや9つに分けて、その数で比べるということを彼自ら考え出したのだ。 もちろん、慣れてくれば3分の1は9分の3と同じだから、見ただけで答えが出るようにもなるだろうし、図を描いたってすぐに気づくのだろう。おまけに、3と9どちらでも割れるのなら、9や90の方が簡単だったりもするわけだけれど、それでも何も教えずに、まだ3年生になりたての子が自分でその方法を見つけ出したことには驚くしかなかった。 しかし、もし私がここで、一般的な塾のように通分して比べる方法の指導から入っていたらどうなっていただろう? もちろん、彼ぐらいの能力があれば「な〜んやめっちゃ簡単!」とでも言いながら、すいすい大きさ比べはしてしまうだろうけれど、私は何一つ感動しないし、驚きもしない。おまけに彼だって何の発見の楽しみもない。 自ら考えざるを得ない状態におくことで、子ども達は時に私達の全く思いもよらない方法を見つけ出したりする。これって、学校の進度より先にその単元に取り組めるからこその醍醐味なのかもしれないけれど(先に学校や塾で習ってしまうと、子ども達が工夫しようったって、既に説明されてしまっているわけだし・・・)教えることから入らないことで子どもも私も色んな発見や感動をしているのは多分間違いない。 教室を始めて、今で4年8か月ほどになるのだけれど、昨年度初めて私が直接担当させてもらえないレッスンがいくつかできた。 全部幼児さんのレッスンだったのだけれど、そのうち6人が4月から新1年生になった。体験や欠席振替などだけは私がさせてもらったりした子もいるし、狭い教室なので、もちろん毎回顔は合わせて挨拶もしていたけれど、子どもたちにとっては先生が変わることになるし、私にとってはレッスンでは「初めまして。どうぞよろしく。」だ。 前の先生の方が優しかったとか、前の先生の方がいいとか言われたらどうしようと内心ドキドキしつつ、この子たちがどのぐらいで私に慣れてくれるんだろうなとも思う。 やはり多少は緊張もしているのか、それとも1年生のお勉強になったという気持ちからなのか、みんな初回はとてもよく頑張ってくれた。見ていて、そんなに頑張ったらあとでぐったりするのでは?というぐらい、本当にみんなよく頑張っていた。 3月の終わりに、今度2年になる男の子が、新1年生になる年長くんに向かって、ニコニコ大胆な発言をしていた。うちは幼児さんと小学生とは使う机が違うのだけれど、4月からはこっちの机になるねと話したときのこと。 と、なぜか超ニコニコでアドバイス(?)していた。「怖い」私を目の前に、ニコニコしながらそれを言うあなたって?って気もしたが、あまりに可笑しくって笑ってしまった。 多分、子どもたちはみんな思っているんだろうな。他の先生はみんな優しいけど、私だけは怖いって。(苦笑) 最初っから「怖い私」が担当だった子たちは「怖い」のがスタンダードだろうけど、さて、新1年生さんのうち、私が担当させてもらっていなかった子たちは一体どう感じるんだろうな。。。 それにしても、他の子たちにも「怖い」とか「キビシイ」とか言われることはあるけれど、なぜかみんな笑いながら言うんだよなぁ。それって、全然怖がってないって。(笑) このところ例年、ああ、桜咲いたなぁ、お花見したいなぁ〜と思っているうちに桜の時期を過ぎるということを繰り返しておりました。もともと、昔から出不精で、自分から誰かを誘って出かけるということも滅多にない上、仕事も慢性的に追いついていないため、今年も見られないかもなぁと思っていたのですが、たまたま、そう言えば王子動物園の桜の通り抜けって、昔行ったなぁ、あれっていつなんだろうなぁ?と昨日の夜にネット検索したところ、なんと偶然にも今日から3日間ということが判明。 入園時間が20時半までなので、行けるとしたら今日か土曜しかなく、思い立ったらちょうど明日からだったというのも何かの運命かと、今日は仕事を無理矢理切り上げて(もちろんレッスンはちゃんとしましたが。)同級生たちと夜桜見物に。 同級生たちもずっと神戸在住なのですが、2人ともこんなのがあることも、王子動物園に桜がたくさんあることも知らなかったそうです。といっても、私も7年前に友人に教えてもらって初めて知ったんですけどね。 動物は見られませんが、入園は無料。ライトアップされた桜はなかなかに美しかったです。携帯で撮ったのでイマイチですが、雰囲気だけでも…。 お近くの方なら、明日明後日とまだありますので、行ってみられてはいかがでしょう?動物園閉園後は入園無料になるようです。(お昼に行くと入園料は必要です。) 私は教室まで2駅だけ電車通勤だ。教室を始めた当初は週に2日しかレッスンがなくて、回数券で通っていた。そのうち、ようやく1ヶ月定期を買う決心(?)ができたときは、自分でも少し嬉しかった。 それでもそのときにはまだ3ヶ月定期を買う勇気はなく、正直言って3ヶ月先に教室が続けられているのか不安でもあった。いくら私に続けたいという気持ちがあっても、1年やって全く芽が出なかったら、そのときには決断しなくちゃと思ってもいた。 そう思いながらも、どうにかこうにか数は少ないながらもほぼ毎日レッスンができるようになり、3ヶ月定期を買う決心がついた。でも、そのときにもまだ半年定期を買う決心はつかなかった。いつか半年定期が買えるようになるといいな…。 いつだったんだろう、今ではもう思い出せないけれど、初めて半年定期を買う決心がついたのは。距離が近いので、半年買ってもたかだか2万数千円なのだけれど、金額の大小よりも何よりも、半年先にもきっと教室をしていられる、そう思えたことがとても嬉しかった。 初めて半年定期を買ってから、幸せなことにまだ一度も「次も半年買って大丈夫かな?」と考えたことがない。それでも、ICOCAで改札を通るとき、期限の2週間前になってお知らせ音が鳴ると昔を思い出す。定期を買うことすら躊躇われた数ヶ月。1ヶ月定期しか買えなかった数ヶ月。やっと3ヶ月定期を買う決心ができたその後の数ヶ月。初めて半年定期を買う覚悟ができたとき。 その全てが今では懐かしい思い出で、今回また躊躇うことなく半年の継続定期を購入できることをとてもとても幸せに思う。 半年に一度、これからもずっと思い出すのかもしれないな。そして、いつまでこうして迷わず定期を買い続けられるかな。 とは言っても、小さい子たちがメインの教室のため、春休み期間でお休みや振替も結構あり、本来の状態でのレッスンよりは軽め(?)のスタートだったはずなのですが……5つ終わったらぐったり…。まだ今週は始まったばかりだというのに…。 おまけになぜかラストのレッスンあたりから、座り仕事にも関わらず腰が痛くなり出し、新年度早々参った感じの初日でした。ただ、春休みで子どもたちも元気な子が多く、レッスン自体はみんな結構順調に進行しました。 今年度は当面、どうしても2コマ、子ども5人でレッスンをしなければならないところができてしまい、そのうちひとコマが今日のラストのコマだったのですが、お手伝いの先生と2人で子ども5人。一般の塾から考えたら、超余裕なのでしょう。2人で5人ですからね、たった…。しかし、予想通りというか、予想以上にというか、てんてこ舞いでした…。(汗) 子どもたちに対して、これまでより見てもらえなくなったと思わせるのが絶対イヤなので、フルに頑張ったつもりなのですが、学年も進度も違うと、やはり現在の私の能力では3人でいっぱいいっぱいのようです。。。(お手伝いの先生も頑張ってくださったので、レッスン自体は特に何も支障はありませんでしたが。) でも、遡れば、最初は進度が異なる2人を見るので精一杯だったのが、3人までは何とか見られるようになり(それも、新人さんでなければ3人はある程度落ち着いて見られるようにもなり)、ということは、今の状態でもう少し負荷をかけ続けたらなんとか4人まで見られるようになったりはしないんだろうか?と思ったり思わなかったり…。 気持ちとしては5人の枠にはお手伝いの先生に2人入ってもらう方向で検討中。(もうひとつの5人の枠は既に先生3人体制で組んであるし。)子ども5人に先生3人ってのも、経営とかってことを考えている方にはあり得ない話なんだろうなと思いつつも、儲からない(?)ことと子どもをちゃんと見られないこととどっちがストレスだと聞かれたら、迷わず後者なわけで、ここはストレスを溜めないためにもその方向で。ただ、現在唯一の悩みは、あの広さに子ども5人、先生3人ということ…。(苦笑)酸欠になったらどうしましょう?(をい) 年度末の4日間は通常レッスンを入れておらず、28日は振替で結構レッスンが入ったものの、土曜から今日まではほぼレッスンなしだったため、新年度の準備にある程度集中することができました。 先週後半に、新年度を迎えるまでにやるべきこと、やりたいことをリストアップしたのですが、今日の時点で奇跡的に95%ほど片付きました。まあ、もちろん、新年度までに…ということが片付いただけで、他の仕事は相変わらず片付かないままなのですが…。 狭い教室のスペースをやりくりするのもそろそろ限界で、ただ、その限界が教室でお受けできる人数の限界でもあるようで、それはそれでちょうどいいのかなと思ったりもしています。 その甲斐性があるかないかはちょっと置いておいて、仮に今の教室の倍の広さの教室に移ったとしても、私が分身できるわけでもなく、現時点ではお手伝いしてくださっている先生方も週1〜3日数時間しかご無理な方ばかりなので、完全にお任せしてレッスンを担当して頂くことも難しいとなると、スペースを広げるということは、一人一人を見られる時間がより少なくなるということでしかないわけです。それが分かっていながら教室を広げることは、当分ないでしょう。(甲斐性もありませんが…) それに、掃除嫌いの私にはこの広さがちょうどいいんじゃないかなと(これでもすみずみまではとてもとても…なので…)思うのでありました。(苦笑) まあ、保護者の方に待って頂くスペースとか、幼児のレッスンのスペースとか、早く来た子たちが気兼ねなくパズルなどで遊べるスペースとかはほしいとは思いますけどね…。さて、バタバタしている間に今年度もおしまい。明日からは新年度のスタートです。 結局、仕事が追い付かず、一部新学期が始まらないと確定しないコマもあったりして、新規募集は休止したまま3月を終えてしまいましたが、学校の新学期が始まって少し経ちましたら、一部の枠限定ですが、新規募集を再開させて頂く予定です。 今年度も子どもたちは本当にみんなよく頑張ってくれました。新年度にはまた新しい子どもたちとの出会いも待っています。それもとても楽しみです。新年度もどうぞ宜しくお願い致します。 なんていうタイトルをつけたものの、今年度はもう明日を残すのみとなっているにも関わらず、年度内にする予定だった仕事はまだいっぱい残っており、どうにかこうにか新年度のレッスンは始められるかしら…というところまでしか達していないのだけれど、先日、とあるお問合せを頂いて、それにお答えしつつ、ちょっと考えた。 数少ない「日々の思い」フリーク、もしくはマニア(失礼な…)の方にとっては、もう何べんも読んだって!とツッコミを頂くかもしれないけれど、ここ数ヶ月、ネット経由やお電話でお問合せをくださった方のうち、数人の方に同じようなご質問を頂いた。 教室を始めた当初はまだ伊藤先生の知名度がそう高くなかったこともあり、伊藤先生のお考えになった学習法に関しての検索でお問合せということはほとんどなかったが、ここ2年ほど、そちらからの検索でお問合せを頂くことも増えてきた。(といっても、規模が小さいので大手や中堅の方と比べたらごくごく少数だろうけれど。) お問合せをくださっている方は施設や費用、知名度が違うことなんて言うのは既に言わなくてもおわかりのこと。とすれば、進め方その他についてのことをお尋ね頂いているのだと思うけれど、さて、こればっかりは何が同じで何が違うのか、よくわからない。 もちろん、私は比較されている大手さんのレッスンを見たことがあるわけではないし、おおよその予想しかできないので、あちらのことをお答えしようにもよくわからない。(そもそも比較することすらおこがましいわけで…) そして、恐らく教材や教具に関してはほぼ同じだと思うということはお答えできる。ただ…そうお答えしながら、もしかしたら、それ以外は何も同じことはないのではないかと思えてきたのだ。 うまく言えないけれど、例えば、一般的な小学校高学年や中学生を対象にした一斉指導の塾が2つあったとしよう。(私が以前勤めていた塾もその部類。)そして、それらの塾に「A塾とB塾の違いはなんですか?」と尋ねたとしよう。 この2つの塾は使用している教材はほぼ同じようなもの。指導のスタイルも1クラス10人程度の一斉指導、お月謝も、授業回数や時間もほぼ同じだったとしたら…。 「指導者が違う」、「指導の仕方が違う」…そんなことしか答えられないような気がする。そういえば、塾関係のメルマガなどに他塾との差別化とか、自塾のウリとかいう表現で色々なことが書かれていたりするのを読んだことがあるが、上述のような2つの塾があった場合、保護者や子どもにはその2つの違いは極めてわかりづらいものになるのだろう。 似たような塾があれば、結局はお月謝の比較、家からの距離の比較、友人や知人が通っているかどうか、体験に行った時の印象…そんなもので判断するしかないのだろう。 ただ、同じ教材を使うからといって、出る成果が同じかといえば、そんなことは決してないと思うのだ。かなり極端なことを言えば、指導力のある方であれば、極めて内容の薄い教材を使ってだって、子どもたちを伸ばすことはできるだろうと思うし、至れり尽くせりの素晴らしい教材があっても、指導者によっては目覚ましい成果を見ることができない場合だってあるのではないかと思うのだ。 うちは確かにメイン教材として、伊藤先生が作られた教材を使わせて頂いているし、それはもちろん素晴らしいものだと思っているけれど、もしも何らかの事情でこの教材以外のものでレッスンをしなければならなくなったとしても(もちろん、そんな予定は今のところないけれど)、「教えない指導」、「子どもに気付かせる指導」をすることはある程度可能なのではないかと思う。 また、上述のように「似たような塾」が色々あっても、その塾の出す成果が異なるように、教材が同じだから「同じ教室」ということも恐らくないのだと思う。 ただ、その衝撃は、ずっと探していたものに出会った!という衝撃だった。だから、独立する気なんて全くなかったのに、森三中の電撃婚ではないけれど、いきなり独立を決めてしまった。ずっと探していたものは、もっと子どもを伸ばせる学習法、暗記ではなく、実感を伴った学習法、そんなものだったから。 けれど、独立してからも、子ども達をよりよく伸ばせる学習法をずっと模索し続けている。先生の教材は素晴らしいけれど、小学校の全範囲をカバーしているわけではないから、教室を始めたときからずっと、「これだけで完璧!」と思ったことはない。 本来、先生の教材は幼稚園受験、小学校受験、中学受験準備…といった、「受験」をにらんだつくりになっており、それら全ての受験指導に対応していない私の教室は、それだけで全ての子どもに対応することは難しい。 伊藤先生の教室や、某大手塾さんとの違いを尋ねられたら、もしかしたら、これが答えなのかもしれないなと思う。 違うからこそ、うちみたいなこんな小さな教室が続けられているんじゃないかと思う。もし他の大手や中堅の塾や教室と同じようなことをしていたら、きっと今の教室はなかったんじゃないかなと。 今までも、そして多分これからも、私にとって興味があることは「目の前の子どもたちが持てる能力を十分発揮し、伸ばすのに有効なことは何か」ということに尽きるんじゃないか。新年度を迎えるにあたり、そんなことを考えた。 普段、私はレッスン開始以前余裕をもって教室にいることがあまりない…。全く自慢にならないが、子どもの頃から、遅刻はしないけど、余裕を持って登校(高校は交通の便があまりよくなかったので、ある程度早く着いていたけれど)、出勤ということをしたことがほとんどない…。 そんなこともあって、教室にいるときはレッスン開始前かレッスン中で、飛び込みの営業マンとかが来てもまずお話できる時間がない。まあ、時間があっても、コピー機をリースする予定もないし、置き薬を置く予定もないし、広告を出す予定も今のところないし…。 そんな中、先月初旬か先々月下旬かに、とある営業の方が訪ねていらした。珍しくその日はレッスンまでに少し余裕があり、また、その方の話し方、振舞いなどがとても好感が持てたことや、少しだけ気になる内容の営業だったこともあり、後日お時間を取らせて頂くことになった。 そして、やってこられたその方とお話をしていると、今は全く別の畑のお仕事なのだけれど、前職は予備校の運営に携わっておられ、震災の影響を受け、その後退職、現職につかれたとのことだった。お話をしていても、物腰が柔らかく、表情も豊かで、先生をしてらしてもとてもお似合いになるだろうなと感じた。 さて、本来はこの方が私を勧誘するはずだったのだけれど、お仕事柄聞くのもお上手で、おまけにちょうどお子さんがお生まれになったところで、幼児教育にも関心を持っておられたこともあり、ついつい私がしゃべりまくり、挙句、教具なんかもちょっとお見せしたり、これも何かのご縁かとお勧めの本をご紹介したりと、なんだかおかしな展開になった。 しかし、やはりこれも運命だったのかもしれない。その後、本筋のお話も色々聞かせて頂いたけれど、常に教室の指導の話題になり、とうとう先日、ご本人のご希望もあって、幼児さんのレッスンを見学されることになった。 お仕事の都合で30分ほどだったけれど、とてもニコニコ楽しそうにご覧になっているのが視線の端に見えていた。次のご予定もあり、途中で帰られたのだけれど、翌日頂いたメールを見てびっくりしてしまった。 もともとは、まだ0歳のお嬢さんにゆくゆくはさせてみたいということでご覧になることになり、「やはりいずれ是非させてみたい」と書いておられたのだけれど、なんと、そのメールの続きにはこう書かれていた。 「同時に私もこの授業を将来自分でもできたらいいなとも思いました。将来リタイアした後、やってみたいと感じるほど私にはインパクトがありました。」 まあ、まだまだお若いから「リタイヤ後」だと随分先のお話になりそうだけれど、あまりに思わぬ展開にびっくりしつつ、なんだか嬉しくなってしまった。 本当はその日に書きたかったのですが、ちょうど体調を崩した日だったため、結局数日遅れになりました。そして、その割に、皆さまには極めてどうでもいいようなお話です。スミマセン…(汗) つい先日、6年生の男の子が2人、卒業することになった。そもそも、中学生のレッスンを募集休止にしたのは私の方で、もし私が中学生も募集を継続していたら続けてきてくれていたのかもしれないけれど、そればっかりは考えても仕方のないことだし、体力的にも能力的にもそれはちょっと控えておく方がいいだろうなということで決めたことだ。 もちろんこれまでにも6年生や中3で卒業していった子はいるから、卒業生を見送るのはこれが初めてなわけではないけれど、教室を始めた当初、一番初めに来てくれた子と、その2ヶ月ほど後に来てくれた子が今回の卒業生だった。 この2人は背の高さはかなり対照的だったけれど、2人ともタイプは全然違うものの本当に気持ちのいい子たちで、それも教室を始めたときからずっといた子たちだから、今回はなんだか淋しさもひとしおだった。 一番に来てくれた背の高い彼は、当初は計算は速いけど文章題はちょっと苦手…という普通の子で、しかし、まだ全く未熟だった私のもとでも本当によく頑張ってくれて、結局週1回1時間だけのレッスンで、パズルなどもたくさんやりながらも中1の内容も95%ほど終えることができた。彼の能力は本当に素晴らしいものがあったし、これからの成長が楽しみだ。 少しだけ遅れて来てくれた小柄な彼は、実は来てくれた当初から既に算数がキライで、おまけに超早生まれの彼は4年生ぐらいまではレッスンの時間の半分ぐらいは睡魔との闘い。眠くないときのセンスにはとても素晴らしいものがあったのだけれど、何しろ確実に毎回眠くなる…。この子には何度「起きとったらめっちゃ賢いのになぁ」と言ったかわからない。(苦笑)しかし、そんな彼も5年生頃から体力が追い付いてきたのか、レッスンで眠くなることもほとんどなくなり、3年間半分近く眠っていた(!)にも関わらず、結局は最後の最後中1の正負の数の四則混合計算までは進むことができた。 うちに来てくれている子たちはみんなとてもいい子だけれど、彼らも本当に本当にいい子たちだったし、2年のときから一緒だったから、やっぱりしみじみ淋しい気がする。 卒業のお祝いにとてもささやかなプレゼントをした。今どきの子たちだから、こんなのじゃ喜んでくれないかもしれないけど、気持ちだけ…と思って選んだプレゼントだったけれど、喜んでくれたらしい。 ひとりの子のお母さんがわざわざお電話をくださって、お母さんが帰られたら、彼がず〜っとそれを眺め、嬉しそうにあれこれ触っていたとお知らせくださった。そんな風に言ってもらえて、私まですごく嬉しくなった。 Hくん、Yくん、4年半の間、本当によく頑張ってくれてありがとう。あなたたちに出会えたことに感謝しています。中学校に行っても、これまで通り元気に頑張ってくださいね。私ももっとしっかり頑張るね。 |
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